みんなで日本の場所を確認した後に、私は、日本とフィンランドの共通点として、
同じ隣国があるという話をしたかったんです。
よく見ると、フィンランドと日本は、ロシアを挟んでいて、
ロシアはフィンランドと日本の隣国なんです。
そんなことをちょっとした小話として話したいなと思って、小学生に、
「フィンランドの隣の国はどこですか?」
と聞きました。
真っ先に出てきた答えは、
「スウェーデン」
なるほど。スウェーデンも隣国だな。
「じゃあ他には?」
と、ロシアという答えを期待しながら聞くと、
「ノルウェー」
あぁ、そっち行くのか~と思ったけど、まぁ確かに同じスカンディナビア半島だし、そうなるのかな…
次こそはロシア来るだろうと思って、
「じゃあ他には?」
と聞くと、子供たちは少し悩み始めてしまい、何かひらめいて手を挙げてくれた子を指すと、
「エストニア!」
と言いました。
エストニア…!?意外すぎる答えにとても驚きました。
確かに距離的には、スウェーデンよりエストニアの方が近いけど…
てか、ロシアはフィンランドと陸続きなのに、全然出てこない!笑
(無事に次の子がロシアと言ってくれました。)
もちろん、小学生(たしか低学年くらい)なので、単純に知らなかったのかもしれませんが、
それにしても、ロシアが最後まで出てこないなんて、なんか違和感があって、
フィンランド人にとって、ロシアは無いものとされているのか?!
と思ってしまいました。
担任の先生もちょっと苦笑いしてました。
この話を、フィンランド人の友達にすると、
「あぁ~なんかちょっと気持ちわかる…」みたいな感じで
その子のニュアンスだと、
「ロシアは、社会主義だし、少し別世界に感じてしまうのかも」
と言っていました。
でも、なんで隣国と聞いて、パッとロシアが出てこないのかはよくわからないっぽかったです。
それか、フィンランドは、ロシアに2回も侵略されているし、あまり良いイメージがない、忘れたい存在なのかな?と想像しました。
きっと、普段の会話でロシアについて話す人がいないから、
子供たちも自然とロシアは浮かんでこなかったんだろうなと思いました。
何気ない質問のつもりでしたが、フィンランドと隣国の関係が垣間見えた出来事でした。
ー関連ブログー
・フィンランドの小学校の授業の進め方や仕組み インターンシップ①
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