昨日の記事でも、ちらっと書きましたが、
7月で言語学校が終わり、9月から日本語教師とダンス講師の仕事をすることになりました。
カルチャースクールみたいなのがあって、語学、コンピューター、音楽、芸術、ヨガ、ダンスとか色んなジャンルのレッスンを格安で受けることができます。
例えば、
・英語レッスン週1回90分が12回で36€(1レッスンは3€ 約400円)
・ヨガレッスン週1回90分が12回で36€(1レッスンは3€ 約400円)
と、めちゃ安いです。
市が運営しているからすごく安くて、人気のレッスンはすぐに定員になってしまいます。
クラスによっては、シニア向けとか何歳以下向けとか設定されている場合もありますが、基本的に大人子供関係なく申し込むことができます。
そのカルチャースクールの日本語クラスとダンスクラスを担当することになりました。
2つとも前任の先生が知り合いで、引っ越しなどの理由で仕事ができなくなり、
それぞれ先生から直接お願いされて、仕事を引き受けることにしました。
ちょうど、わたしのフィンランド語学校が終わる頃だったので、タイミングがよくて嬉しかったです。
◆契約の流れ
前任の先生からカルチャースクールのスタッフに私の連絡先を伝えてもらい、1回面接をしてから契約という流れでした。語学担当の人と、ダンス担当のスタッフとそれぞれ面接しました。
日本語教師については、
日本で家庭教師や塾講師の経験があることや、
フィンランドに来てから、国際交流センターで、ボランティアで日本語を1年間教えていた経験があること、
フィンランドの小学校でフィンランド語で日本文化についてプレゼンをしたことを伝えるとOKをもらえました。
ダンス講師については、
前任の先生からの推薦があったから、面接に行った時点で、「仕事引き受けてくれてありがとう、よろしくね~」みたいな感じでした。
どちらも、前任の先生からの推薦があるので、面接に行った時点でほぼ仕事の契約がもらえるのは決定している感じでした。
契約する時に必要だったものは、
・TAXカード
・英文の学歴卒業証明書 (→こちらのブログでも書きましたが、これはフィンランドに引っ越す前に日本で事前に大学でもらっておきました。)
です。
TAXカードは、フィンランド語でVero korttiと言います。
フィンランドの会社と契約する時に必要になるもので、年間どれだけ収入があるかだいたいの金額を書いて、所得税を計算して書面にしたものです。
カードと呼んでいますが、A4の紙でした。
フィンランドに移住した時に、夫の会社にも提出するために、一緒にTAXオフィスに行ったので、
フィンランドで就職する人はみんな必要なのかなと思います。
日本の会社で、自分の所得税の計算なんてしたことなかったので、これはフィンランドの特徴の一つですね。
夫のTAXカードを作った時は、TAXオフィスに行きましたが(詳しくはこちら)、
ネットで自分で作れるらしく、カルチャースクールの経理担当の人に一緒に作ってもらいました。
サイトは英語版もあります→Tax Card Online
収入が登録した時より多くなる場合は、後から金額を修正する必要があります。この修正作業も自分でやらないといけないそうです。私にはちょっとややこしいので、たぶん年末に経理の人に聞きます。
カルチャースクールの人は、とてもやさしく、質問したら丁寧に教えてくれたので、無事に必要な書類を揃えて、契約することができました。
ちなみに、フィンランドには、捺印する習慣はありません。契約書には、ハンコではなくサインをするだけでした。
◆フィンランドでは日本語はとても人気
フィンランドでは、日本語がとても人気です。
私が働いているカルチャースクールでは、日本語クラスは、3クラスあります。
3クラスともMinimumが10人、Max20人まで。1レッスン90分です。
Japani1はゼロ知識でひらがなから教えます。
Japani2は1が終わった人でひらがなが読めるのでカタカナを教えます。
Japani3は1と2が終わり、漢字を始める。
もちろん文字だけでなく、会話や文法も教えています。
これフランス人の友達に話したら、「こんなフィンランドの田舎に日本語2とか3とか受ける上級者がいるの?」ってめちゃ不思議そうでしたが、いるんですよね~。私もビックリした。
カルチャースクールで、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語とかヨーロッパのメイン言語はたくさんクラスがありますが、
ヨーロッパ以外の言語で、3クラスもあるのは日本語だけです。
中国語、アラビア語は1クラス。
レッスンの申し込み日は、申し込み開始3時間で、Japani1は定員20人になってしまい、キャンセル待ちが7人もいました。
日本語人気すごいなぁと思いました。
日本人もフィンランドや北欧が好きな人多いですし、相思相愛ですね^^
9月から日本語を教えていますが、
生徒は一番若くて13歳から60歳以上のおじいちゃんおばあちゃんカップルまで。
カップルでレッスン来ている人が4組もいて、日本旅行に一緒に行くそうで微笑ましいです(^^)
フィンランド人が日本語を勉強する理由だったり、生徒からの日本語についての質問とかおもしろいので、今度ブログにまとめたいと思います。
◆ダンスクラスについて
ダンスクラスのジャンルはHip Hopです。週に1レッスン60分。
私は高校生の時、ダンス部でHip Hopを踊っていました。
高校卒業してからは、ダンスは趣味って感じだったし、社会人になってからは、ダンス部の友達の披露宴で踊るくらいしかしてなかったから、
この仕事を前任の先生から頼まれた時、
「まさかまさかまさか、私がフィンランドでダンスを教える仕事するなんて~」って感じでした。
高校生の自分に言ったらビックリするだろうなぁ。
人生何があとあと役に立つかわかりませんね。笑
しかも、これがすごく楽しくて。やっぱりダンス楽しいなって毎回思う。
私の運動不足も解消されますし、(笑)
何より生徒がすごく喜んでくれるのが嬉しいです。
この前生徒に、
「レッスンすごく楽しかった。私は、小さい男の子がいて、1週間で自分の時間はこの1時間だけなの。最高だった、ありがとう。」
って言ってもらって、そんな貴重な1時間を私のレッスンに来てくれてるんや~ってなんか泣きそうになりました。
いつもレッスンが終わった時、みんな拍手してくれて、「楽しかった~ありがとう」って言ってくれるのも嬉しい。
フィンランドに来てから仕事してなかったし、こうやって色んな人から感謝される機会がなかったなって思いました。日本で仕事してて辛い時もあったけど、でも仕事で感謝されるのが一番うれしかったなと思い出しました。
人に教えるのって昔から好きだったので、日本語もダンスもどっちも教えるのが楽しい。
「どうやったら、わかってくれるかな~」とか
「どうやって伝えたら、覚えやすいかな~」って考えたりするのも楽しいし、
自分の考えた通りに、生徒が理解して納得してくれた時は、すごく気持ちよくて楽しいんです。
というわけで、
今日は、TAXカードや契約の手続きといったフィンランドの就職の仕組みと、
フィンランドでの初仕事を楽しくしていますというご報告でした^^
ー関連ブログー
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